今年最後の、デジタル・シティズンシップ学習。先生「今日のテーマは『ネットいじめと、行動する人』です。みんなで考えてみましょう。」今回は、「クラスでまとめ役をしてくれた子に、他の数人がSNS上でかげ口を書いてしまった」という設定で考えました。
先生「もしあなたがかげ口を言われた立場だったら、どんな気持ちになりますか。」…鹿の子たち、真剣に気持ちを書き込んでいます。
みんなの考えが、大型モニタに映し出されています。みんなの考えが、よく分かります。
鹿の子の考え…「自分が知らないところでのかげ口は、つらい」「何人もの人に悪く言われると、とても悲しい気持ちになる」「友達なのに、直接言ってくれないことが悲しい。」・・・うんうん、共感できます。
その後、「言われた子」「かげ口を言った子」「傍観者」の3つの立場に、それぞれあなたならどんなアドバイスをしてあげたいか、班で協力して書き込みました。
「見てみぬふりをしない方がいい、大人や先生に相談した方がいい」「言いにくいけど、本心としては、もう止めなよ、って言いたい」…みんな、リアルな声を書いてくれました。
先生「なぜ、ネットいじめが起きるのだろう。」・・・鹿の子たち「SNSだと相手に身バレしないと思う人が多い」「相手が目の前にいないと書き込みやすい」「画面上だと、自分の気持ちばかり優先して、たぶん相手の気持ちまで想像できない」・・・むむむ、ホントそうだよね。
今日の振り返りを発表する鹿の子。聴いていた私も、とても勉強になりました。
◆SNSへの書き込みは、多くの場合、教室以外の場所(自宅など)で、1人で、夜にすることが多いという点も、自分の気持ちばかりがふくらんで先走って、書かれた人の気持ちまで思いがおよばない原因のひとつだと感じています。
◆先生「いじめを見つけた時に、小さい行動、小さいNOを出せる人になってください。」…ホントそうだよね!