木づかい塾(5・6年生)
3~4時間目に、県の農林水産部と大工の皆様がご来校くださり、5・6年生に「木づかい塾」の出前授業をしてくださいました。
この方は、直井さんとおっしゃって、薬師寺の西塔を造られた日本屈指の棟梁です。越前市にそんなすごい方がいらっしゃるとは!
最初に、柴田主査から福井の森についてのお話がありました。福井県は75%が森林なんですって。
実際の薬師寺西塔の設計図も見せてくださいました。手書きです。
真ん中の心棒。底面の実際は、この大きさです。
心棒が切れる大きさの「大のこぎり」
次に、児童玄関前にでて、木を「削る(はつる)」作業を見せていただきました。
樹皮があっという間に削られていきます。
削ったあとを手で触ってみました。
鉋(かんな)がなかった時代は、はつった跡が残る柱だったそうです。削った跡がすべっとしています。鉋をかけると全面がツルツル。味がある仕上がりでした。
その後、チームごとに分かれて、色々な体験をさせていただきました。
丸太をのこぎりで切ったり・・・
まっすぐ上手に切れていると、褒めていただきました(^_^)
槍鉋(槍みたいな鉋です。あれ?そのままだ(^^;))や鉋をかけたり・・・
直井棟梁に直々に手を取っていただき、鉋がけをしました。削ったあとの鉋屑が美しいのです。向こうが透けて見えます。そして、とってもいい木の香り♡
釘を使わず丈夫に組み合わさっている柱。
組み合わせ方を自分で考えて造るそうです。すごいねぇ。
とってもおもしろくて、ためになる、ステキな出前授業でした。どうもありがとうございました。